レポ)突き抜けた六次化商品を作る!~地域からのブランド発信 Version2015 from 福島

エンタテイメント、地域、観光など、
コアなジャンルのブランディングの成功事例を学ぶスクエアブランディングアカデミー【実践編】。

第2弾となる、株式会社 47PLANNING代表  鈴木賢治 氏による講座が
9月25日(木)に創業スクエア ルームAにて開催されました。

<開催概要>---------------------------
■日 時 : 2014年9月25日(木)19:00~20:30
■会 場 : 創業スクエア ルームA
■内 容 : 突き抜けた六次化商品の作り方
■講 師 : 株式会社 47PLANNING  鈴木賢治 氏
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復興に向けた取組みをされている方や
福島、地産地消、食などのキーワードをチェックされている方は
新聞やTVで、<株式会社 47PLANNING>の名前を聞いたことがあるかもしれません。

福島のお米で作った、一口サイズのライスバーガー「こめて」。
震災後わずか8か月後にいわき駅前にオープンした復興飲食店街「夜明け市場」。
池袋東口WACCAに先日オープンした、様々な地域の食と文化に出会う場「キッチンスタジオLupe」。
すべてが、<株式会社 47PLANNING>による、各種メディアで話題の取組みです。

今回はそんな取組みを次々に世に出す原動力である鈴木氏をお招きし、
『突き抜けた六次化商品を作る!』というタイトルで、
豊富な成功事例と、その事例を世に出すまでの経緯をお話しいただきました。

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いわき市の製氷会社の跡取りとして生まれながらも、
実は26歳まで安定した仕事には就いていなかった話や、
実は対戦型格闘ゲームの「鉄拳」のトッププレイヤーだった話など、
驚きの自己紹介から始まった講座でしたが、
ポケットティッシュの配布をするような単純な仕事でも、
やるのであれば日本一になってみよう、とがむしゃらに働き始めた時期から、
面白い仲間や事業の種ができ、27歳で代表となった話に至って、会場の熱が上がってきました。

「47都道府県を食で元気にしたい」という動機から事業を開始し、
イベントや企画を考える会社として一定の成功を収めてはいましたが、
実家が流されてしまった東日本大震災を機に、
鈴木氏の事業に対する想いはターニングポイントを迎えたといいます。

それは、風評被害や復旧の遅れなど、
通常の何十倍も厳しい環境にある中で地元・福島の未来を明るくするためには、
「突き抜け」なければいけない、ということでした。


ボランティアや炊き出しをすることが支援の本質ではないと考えた鈴木氏は、
震災で職を失った人たちに働く場を提供する「夜明け市場」の構想発表を皮切りに、
福島のお米をアピールするライスバーガー「こめて」の開発や、
いわき産の食材100%にこだわったスムージー「Hyaccoi(ひゃっこい)」の開発など、
全ての取組みを同時進行させる形で、福島が経済的自立をできるような取組みの実施に踏み出します。


環境が整っていない中でのスピード感を持った取組みは、並大抵の努力では実現出来ません。
たくさんの苦労話も講座の中では聞くことが出来たのですが、
夢を語る以上に、自社でコストをかけ生産者と一緒に走る行動力を見て、
鈴木氏のまわりにファンが徐々に増えていったそうです。
<株式会社 47PLANNING>のブランディングは、まずは自らが突き抜けてみせることからでした。

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現場にはどのように理念や想いを浸透させていますか?
発信を行うときに意識していることは?
優秀な仲間がついてくるコツは?

質疑応答ではさまざまな質問が飛び、30分以上の時間があっという間に過ぎました。
受講生の方々も、1時間半の講座で鈴木氏のファンになってしまったようです。

「絶対にここはゆずれない、というところを決めたあとは、走りながら考えていました」
「恥をかいていいから、やって後悔しようと思いました」

鈴木氏の回答は理論に基づくものではないものの、
一貫した信念の部分は、会場全体に伝わりました。

日本の各地域の魅力を本当の意味で分かってもらうために、突き抜けた成功事例を作る。
批判をする人にもいつか味方になってもらうために、突き抜けた成功事例を作る。

他社との差別化を行い、
企業価値を向上させるためのブランディングですが、
何よりのスタート地点は事業の中心に立つ人が、鈴木氏のような一貫した信念を持ち、
その信念を行動で示してみせることなのだ、ということが伝わる熱気に満ちた講座となりました。